リマンタス・ヴァイツクス氏への旭日中綬章叙勲について

2015年4月29日、日本政府は、リトアニアにおける日本・リトアニア間の相互理解及び経済技術交流の促進に寄与したとして、リマンタス・ヴァイツクス氏に「旭日中綬章(The Order of the Rising Sun, Gold Rays with Neck Ribbon)」を授与することを発表しました。今回の受賞により、日リトアニア関係が更に強化されることが期待されます。

今回の叙勲の概要は以下の通りです。

1.受賞者氏名・肩書
(Rimantas Vaitkus)(58歳)
リトアニア日本友好協会会長、リトアニア元日本留学生の会会長、元ビサギナス原子力発電会社社長、

2.功績概要
(1)リトアニア日本友好協会会長及びリトアニア元留学生の会会長としての相互理解の強化Vaitkus
ヴァイツクス氏は、リトアニア各地での桜の植樹に尽力したほか、2008年、ビリニュス市長と交渉の上、桜の木一帯の公園命名許可をとりつけ、「杉原千畝桜公園」として開設。同公園により、日本の桜が「サクラ」と呼ばれるなど、リトアニア国民により広く知られるようになった。
ヴァイツクス氏は、日本関連イベントを多数開催。文化や経済だけではなく、日本の外交政策に関するセミナーを主催するなど、日本の政策を広めることにも尽力。
ヴァイツクス氏は、2007年、天皇皇后両陛下リトアニアご訪問の際に、日本に精通している者としてリトアニア政府のアドバイザーとして活躍。天皇皇后両陛下のご訪問を側面から支えた。
ヴァイツクス氏は、2011年、元留学生会を立ち上げ、知日派のネットワーキング作りに尽力している。
(2)日本との経済技術交流強化への貢献
ヴァイツクス氏は、1995年から日本との経済技術交流を促進。1999年から2001年まで、リトアニア経済省副大臣として日リトアニア間の経済技術交流を強化した。また、情報技術デザイン企業のリトアニア参入に際し、実務面で多大な協力をし、企業の円滑な事業開始に尽力した。
(3)和食の紹介及び邦人支援
ヴァイツクス氏は、1994年、リトアニア初の和食店を開いて和食を紹介したほか、日本大使館が現地に開設されていなかった時代には、同店を邦人支援の場として提供した。

 

追加情報

在リトアニアの日本国大使館のプレスリリースの情報

 

Author: BalticAsia

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