「すみからすみまで楽しめる国」日本人の留学生とインタビュー

リトアニアって、日本人にあまり馴染みのない国じゃない?だけど長い間住む人もいるし、留学に来る人もいる。リトアニアに住むことになった日本人は一体この国にどんな印象を抱いているのだろう。ヴィリニュス大学に留学していた4人の日本人留学生とオンライン・インタビューを行ってみた。

 

まずはね、どうしてリトアニアを選ぶことになったの?あまり有名じゃないし、PRはほとんどないし。

Misaki:私の大学が、リトアニアの写真集を置いていて、その写真が綺麗だったから!あと、全く知らない国だったからと、ヨーロッパだったから、かな!物価が安いことは知らなかったけど、もし知ってたらすごくいい情報だったと思う!

An:大学の先輩のまおさんが留学してたから、どんな国かな?って少し気になって、Googleで写真とかを調べたら、すっごくキレイで、街も大学も気に入って、絶対行きたいって思ったんだよ!日本人の留学生

Hiro:1.ヨーロッパに留学したかった。

2.日本人があまりいない国に行きたかった。

3.物価が安くて生活しやすい。

Yusuke: 大学1年生の時に、エストニア・ラトビアを旅行したことがきっかけで、バルト地域に興味を持ちました。たまたま私の通う山形大学がビリニュス大学と交流協定を結んでいたので、ラッキーだなと思って留学を決めました。

日本の大学では国際関係論を専攻していたので、ビリニュス大学では、ソヴィエトからEUへの政治転換をどのように進めていったのかということと、リトアニアのマイノリティであるロシア人・ポーランド人について学ぶことにしました。

 

でリトアニアに着いたら、初印象はどうだった?

Misaki:私はねー、まずužpisを見たから、落書きとかたくさんあってちょっと怖かった(笑)でもセンターに出たとき、ヨーロッパだ!!と感じてすっごく感動した!!!!

An:私はね、初めてのヨーロッパがリトアニアだったから、まずは大聖堂にすごく感動した!空港は小さいな〜って思ったけど(笑)、街はキレイで感動したよ!

あとは、リトアニア語もきれいな言葉だなって印象だった!

Yusuke:山が全然無いことに驚きました。日本は国土の60%以上が山地です。私の住んでいる山形も”山”という漢字が入っていて、山の多い地域です。最初はその風景が新鮮でしたが、途中から少し寂しくなりました。

また、ビールが安いことは私にとって嬉しい驚きの1つでした。日本のバーではビールは500mlで4ユーロくらいです。値段が高いので、普段は”発泡酒(low-malt beer)”を飲んでいますが、美味しくありません。リトアニアのビールはとてもたくさんの種類があり、どれも美味しい!しかも安い!感動しました。また飲みたいなあ。

Hiro:東京と比べてゆっくりと時間が過ぎて、あとすごく自然が豊かだなって感じた!

 

リトアニア人と日本人はけっこう精神的に似ているという意見があって、それについてはどう思う?

Misaki:リトアニア人のにおいがあるよ!言葉では言い表せないけど、フランスとかドイツとか、全部違うにおいがある!笑アジア人が珍しいから、歩くだけですごく見られた思い出がある!笑

精神的には、少し似ていると思う!ちょっと恥ずかしがり屋で、あまりグイグイ前に出て行かない感じが似ているかな^ ^

An:すっごく似てるところと、全然違うところがあると思うな〜

例えば、ちょっとシャイなところとか、排他的なところは似てると思う!

けど、リトアニア人は日本人みたいに無理しすぎたり、頑張りすぎるほど真面目ではないイメージ!良い意味でね。

Yusuke:たしかにhospitalityやquietnessの面では似ているところがあるかもしれません。しかし、リトアニア人の方が日本人よりもopen mindだと感じました。

もちろん日本人にも優しい人はいます。でも日本は島国で、異文化との関わりがほとんどありません。そのため、他の文化圏から来た人に対して、距離を置く傾向があると思います。

私が関わったリトアニア人は外国人と関わることが多い人が多かったので、本当のリトアニア人のaverageは分かりません。でもやっぱり、日本人とは似ているようで大きく違うと思います。

Hiro:女の人は外国人にモテて、男の人はそうでもないっていう点では似てるよね!(笑)

全体的にみても、シャイなところは男女共通で似てると思う。特に衝撃を受けたとかはなかったけど、ツェペリネとバルタスは最高だったね。(笑)

 

何か文化的な衝撃とかはあったの?

Misaki:まず、スーパーのレジの人が座っていて、商品を乗せるとベルトコンベアが動くこと!

ご飯を食べたらウェイターが1人テーブルについて、そこでお会計まで全て済ませること。

飲み放題がないこと。日本人の留学生

クリスマスツリーとプロジェクトマッピングは素晴らしかった!

首都の中心なのに、緑がおおいこと!

ゲディミノ城が、思ってたお城と違ったこと(笑)

有名なホームレスの人がいること。

リトアニア人は、散歩をしてゆっくりしたり、コーヒーをのんでまったりしたり、時間の流れが日本と全然違ってびっくりしたし、それが大好きだった!

An:文化的な衝撃かあ…

難しいね!

まず、愛国心にはすごく驚いたかな。

だって、リトアニアカラーの帽子や靴下はあるけど、日の丸の帽子被ってる人なんていないでしょ?!笑

国民の祝日のお祝いも日本よりずっと大きいよね!

あと、クリスマスが日本と違いすぎて驚いた!!

Yusuke: ”キリスト教が日常生活に深く浸透している”という事が印象に残っています。日本は宗教を信じている人があまりいません。冠婚葬祭では宗教を取り入れることが多いのですが、それ以外の場面では多くの日本人に”宗教アレルギー”のようなものがあるように感じられます。リトアニアでは、多くの行事がカソリックやオーソドックスに従って行われていて、日本よりも宗教との繋がりが深いことが非常に新鮮に感じました。

もう一つ、お酒の話です。”リトアニアでは外で酒を飲んではいけない”ということが衝撃でした。日本では外で酒を飲むことを禁じる法律がないので、花見をするときなどには、みんなでお酒を飲みながら花見をします。「お酒が無い花見は、花見ではない」と言っても過言ではないと思います。ビリニュスのsakurų parkasで、お酒無しで花見をしている様子を見て、物足りないなと感じました。健康的なのでいいと思いますが。

 

最後の質問なんだけど、リトアニア・リトアニアでの留学生活の良い点と悪い点は?

Misaki:良いところ:

物価が安いから、毎日バーに行ったりご飯を食べに行けてリトアニアの飲み物、食べ物を十分に楽しめる。

独立したばかりの国だから、政治のことに興味がわいた(私は日本の政治、全くわからないし興味がないけどリトアニアの政治は少し勉強しておもしろいなと思った)。

国が小さいから、すみからすみまで楽しめる(日本だったら1年で北海道から沖縄まで旅行するのはお金もかかるしなかなか難しいと思う)。

自然をたのしめる(私は自然があまり好きじゃなかったけど、リトアニアに行って森も良いなと思った!笑)。

日本人を好きな人が多くて嬉しい。

悪い点:日本人の留学生

リトアニア語がわからないとできないことがいくつかある(市場で物を買ったり、スーパーでもリトアニア語がわからないとチーズなのかvarškeなのかわからない)。

旅行するとき、あまり直行便がない。

寒い!

リトアニアが好きになりすぎて帰りたくなくなる。

An:難しい!!!

じゃあ、良い点:私の場合はリトアニア語の勉強が楽しい!人が優しかった!歴史と文化が興味深くて学ぶのが楽しい!街と自然が綺麗、物価が安い(笑)、ヨーロッパ各地へのアクセスが良いから旅行もしやすい。

悪い点:寒い、リトアニア語の勉強をしてない人の場合は英語が通じない時があってつらい(私にはそれは良い点だった!笑)、ヴィリニュス大学のサポートが微妙…(笑)

Yusuke:留学生活の良い点と悪い点・・・・・。

最も良かったと思っていることは、子どものデイケアセンターでボランティアの経験をすることができたことです。日本では、NGOで子どもの教育についての活動をしてきたので、リトアニアで子どもたちの現実を知ることができたのは非常にいい経験でした。カソリックの教会で運営しているセンターだったので、ミサやイースター、クリスマスなど、生活と宗教のつながりを見ることができたのも良かったと思います。

悪かった点だと思うことは、留学中ずっとビリニュスにいたことです。KaunasやKlaipėda、Visaginas、Šiauliaiなど色々な場所には行きましたが、本当の田舎には行くことができませんでした。私は日本の田舎の出身なので、リトアニアの田舎での暮らしに非常に興味があります。次にリトアニアに行った時には、田舎の牧場や湖を訪れてみたいです。

Hiro:良い点はいっぱいあるよねー

俺の場合は、

・日本人が少なかったから他の留学生とたくさんコミュニケーションを取れた

・どこでもwi-fiが使える

・物価が安い

11410_514514181925204_1783540737_n・ビールが美味しい

・美人がいっぱい

 

逆に悪い点は、

・他の西欧諸国に比べて娯楽が少ない

・大学で迷う

・寮がボロい

 

インタビューありがとうございます。

 

記事の著者: Nina Ždanovič (ニーナ ・ ジダノビチ)

 

Author: Nina Ždanovič

Share This Post On