リトアニア・カウナスで世界プレミアを、東京・早稲田大学で日本プレミアをむかえた、映画「杉原千畝 スギハラチウネ」。
本日12月5日より、日本での一般公開がはじまる。
11月24日には、早稲田大学・大隈講堂に主演の唐沢寿明さん、妻の幸子役の小雪さん、チェリン・グラック監督が集った。
杉原千畝は、1918年から早稲田大学高等師範部英語科(現在の教育学部英語英文学科)に在籍していた。
大学内には、「外交官としてではなく、人間として当然の正しい決断をした」と書かれた、彼の功績をたたえる記念碑も設置されている。
彼の功績を伝える「千畝ブリッジングプロジェクト」という団体が、日本国内やリトアニアにて精力的に活動している。
早稲田大学での特別試写会では、彼らが登壇し、唐沢さんらと対談を行った。
主演の杉原千畝を演じた唐沢さんは、「これだけの功績を残した人物を演じるのは難しかった」と答えた。
妻の幸子を演じた小雪さんは、「千畝の妻として、また子供たちの母親として、家庭の空気を明るくするようなイメージを持って演じた」と答えた。
映画「杉原千畝 スギハラチウネ」は、杉原千畝のビザ発給以外の出来事や千畝以外の人間にもスポットが当てられている。
この意味について、チェリン・グラック監督は、「人は1人では生きていけない。千畝の行動も多くの人の支えがあったことを伝えたかった」と述べた。
また登壇した学生が、「異性にモテる秘訣」を質問し、唐沢さんらが熱心に恋愛指南を展開。会場は、大いに盛り上がった。
試写会の様子など、映画公開を記念した特別番組が各局で放送されている。
全国東宝系の劇場にて、12月5日より一般公開が行われる。