9月10日、日リトアニア外交関係を更に強くするために、イベントが行われ、八百津の町長・金子政則氏、と岐阜県の副知事・岸敬也氏が参加しました。外務省と在リトアニア日本国大使館によってイベントが開催されました。会議の議題は、主に杉原千畝(1900-1986第二次世界大戦開始時にリトアニアに住んでいた日本の外交官)についてです。杉原千畝は、ユダヤ人たちに、通称「命のビザ」と呼ばれる日本通過ビザを発給し、6000人の命を助けることに成功しました。
岸副知事は、リトアニアに二度も訪れることができたことに、喜びを表しました。「私たちは杉原リストをユネスコ記憶遺産に登録するために健闘しています。そのため、飛騨牛・栗きんとん・日本酒の玉柏という岐阜県の代表的な物を持参しました。海外では、玉柏はシャンペンに似ているといわれています。今年は、日リトアニアの新たな外交関係開設25周年に当たるので、リトアニア人に岐阜県を紹介する良い機会だと思います」
岐阜県と八百津町がユネスコ記憶遺産登録のために協力して申請書を提出しました。重枝日本大使は「来年の登録のために、nowJapanというフェスティバルやカウナスにある杉原ハウスで、杉原千畝の生涯について紹介しています。また、来年から八百津とカウナスの交換留学プログラムを開始する予定です。そのため、日リトアニア外交関係は更に親しくになるでしょう。」と述べています。
「千畝は岐阜県内でどのくらい知名度があり、また認知されるためにどのようなことを行いますか」という質問に対し、金子町長は次のように答えました。
「もうすでに岐阜県のほとんどの人が知っています。20年前から杉原ハウスを作っているので杉原千畝の功績は、15年ほど前から学校で小学生も学ばれています。中学生は人道博愛精神を学ぶために、アメリカのホロコースト博物館に派遣されていますが、来年にはリトアニアにも派遣したいです。
ただ日本でも千畝について知らない人もいます。他には、ユダヤ人を運んだ船である氷川丸でシンポジウムを開いたりもします。白川郷で有名な飛騨、小京都として名高い高山、ユダヤ人が上陸した敦賀とコラボして、杉原千畝ルートという観光ルートを作ろうとしています。」
執筆: Ineza Stankovskytė
編集: Karolina Vijeikytė, Nakashima Yasufumi