ドキュメンタリー映画、“Kaunas, the City of Sugihara and Japan” (カウナス、杉原の町と日本) の特別公開について

ヴィータウタス・マグヌス大学のアジア研究センターは、”Kaunas, the City of Sugihara and Japan”の特別公開イベントを開きます。イベントは、Kęstučio st. 62にある “Romuva“ ホールで、4月26日5時30分に行われる予定です。

カウナスと日本の関係は、第二次世界大戦以前に活躍した、まさにリトアニアと日本を繋ぐ橋であったといえる4人の人物から考えることが出来ます。1人目は、福沢諭吉です。その日記の中で初めてカウナスについて言及した最初の日本人であり、1862年には、36人の日本人と共に、リトアニアを電車で旅行し、カウナスも少し見物していたそうです。2人目は、日本についての初のリトアニア語の本の著者である、ステポナス・カイリースです。1905年、彼は小さな極東の国が十倍以上も大きなロシア帝国をなんとか負かしたことに衝撃を受けます。そして、その後リトアニア人を独独立の獲得へと鼓舞していきました。3人目は、ジャーナリストであり旅行家のマタス・シャルチウスです。彼は数回日本を訪れた後、バイクでカウナスから日本まで行ってみようと考えた人物でした。そして、4人目は、外交官の杉原千畝です。1940年に、その活躍でリトアニアと日本を繋げた人物です。

このプロジェクトは、2017年の夏より東芝国際交流財団からの支援によってはじめられ、主な参加者は、dr. Aurelijus Zykas、dr. Linas Didvalis、Kristijonas Jakubsonasなどを始め、リトアニアと日本の両国から合わせて20人の学者や政治家が、このドキュメンタリーの撮影に参加しました。2017年11月から12月にかけて、この撮影プロジェクトは日本各所でも行われました。今回、撮影チームは日本の10つの町を訪問し、学者や著名な方々とお会いし、映画に関係する場所やものをフィルムにおさめていきました。

映画のスポンサー及び支援団体:東芝国際交流基金、Global Japan Office、ProConf and Kaunas City Municipality

映画のトレイラーはここから: https://www.youtube.com/watch?v=LsNU7lAtrc8 

Author: Ineza Stankovskytė

It all began as a gamble to travel to Japan on her own but resulted in serious commitments to East Asian studies in Germany and business relations with Japan that already last for 4 years. (2016)

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